七月六日、想い出の街、アールにさようなら

2009.07.20

朝、朝食に間に合うように起きる。軽く荷物を纏め、朝食を採る。最近は必ずと云って好い程誰かと朝食を共にしていたのだが、今日は誰も居なかった。ベルギー少女は先に食べたのだろうか、他の皆はもう行ってしまったしな、と想っていると、先生が来た。他の二人はまだ寝ているらしい。毎日長時間行動している所為で、疲れたのだろう。

話をしながら、二人で朝食を採る。彼女とは気が会うのか、一番話をした。家族の話、彼氏の話、仕事の話、想う事、考える事。価値観や判断基準が近いのだろうか。好い友人が出来たと想う。この先生なら、教えて貰った子供達は好い子に育つだろう。そう想える人だった。

朝食を終えた頃になって、他の二人が現れる。とは云え時間を越えてしまっているので、パンだけくすねてその場を去る。適当なホステルなら食べさせてくれるんだが、此処はそう云う訳にはいかない。

荷物を纏め、取り敢えずホステルに置いておく。次の目的地も遠くは無いので、二十時頃迄に電車に乗れば好い。今日もアールの街中を、ぶらぶらと話をしながら歩いて行く。

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街の西側は、非常に綺麗な家々が建ち並んでいた。沢山の花が有り、建物はプロバンスのイメージ通りだ。適当に撮っていたら好い写真が出来た。モデルは先生。後姿なので問題ないだろう。と云う勝手な考えにより掲載。

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取り敢えず猫は居たら撮る。そして大した写真じゃなくても載せる。

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町をうろうろ。何かあんまり上手に撮れてないなぁ、と想ったんだが、好く考えたらこの時、ずっとスナップモードで撮ってた。試しに、と想って見たのだが、あんまり駄目だな。飲み会とかパーティーとか、そう云う時だけ使うことにしよう。

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愛らしい寝顔である。

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か、可愛すぎる…!

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右に写ってるのはモデル役の子。もう一人が写真を撮ってるのを好い事に、勝手にこっちでもモデル扱い。ただ立ち位置が惜しい。で、立ち位置が好い写真は、花が呆けている。上手く行かない物だ。

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綺麗な町並みだ。

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猫も多いし。

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こいつはずっと鳴いていた。

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ズームが欲しいなぁ、と想いながら撮影。黄土色の壁と、薄い水色の窓、濃い緑のタオルと、横には薄紫の布。綺麗に切り取りたい色合いだった。

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美味しそう。

ベルギーへ来れば美味しいお菓子を食べさせてくれると、ベルギー少女達は云っていたので、是が非でも行かねばならない。と云うか寧ろ元々の予定である。

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街の中心部へ歩いて行き、広場で一休み。ヴァイオリンの様な、変わった楽器を演奏している人が居たので、其れを暫く聞いていた。アイリッシュの民族音楽的な、そう云った雰囲気の曲だった。嫌いじゃない。好い気分になる。

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彼女達がお土産を買いたい、と云う事だったので、付いていく。まぁ、特にすることが在る訳でもない。

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アリーナで楽団が演奏しているのも見た。

その後は如何するか全く考えて居なかったのだが、丁度Tour de France(自転車のレース?フランス中を走るらしい)がアールを今日通過する、と云う事だったので、其れを見て見る事に。

予定では十四時か十五時頃に通過する、と云う事だったので、まだ時間が在る。涼しいのは日陰、と決まっているので、観光案内所の近くに座り、話をして過ごした。僕はフランス語の勉強をしようと想い、本を開く。

そう云えば書き忘れていたのだが、アールのホステルに泊ったとき、他の客が忘れたらしいフランス語の本を手に入れたのだ。BBCから出されている英語の本で、比較的使えそうなフレーズやら単語やらが並んでいる。丁度好い教科書になるので、貰って置いたのだ。

先生にフランス語を教えて貰っている間、他の二人は友達に送るポストカードを書いていた。最後には何故か僕の名前も書いてくれと云われたので、春永と書いて置く。特に問題ないだろう。

十五時頃になって、そろそろ来るかな、と云うことで道路脇に立って待つことに。

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宣伝用の車は幾らでも来て、色々な物を放り投げていく。キーホルダーだったり、Tシャツだったり、水だったり。キーホルダーを一個拾った。

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然しその後は中々来ない。この写真は来る寸前の写真なのだが、車の写真との間には二時間半の差がある。

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来ない。ずっと来ない。と云うことで途中で一度カフェへ行き、ジュースを飲み、もう好い加減来るか!と云う時になってからまた三十分程待つ。

そして漸くトップ集団が来た!と想ったら二秒で通過。写真なんて撮れやしないし、肉眼でも一瞬しか見れない。

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その後また十分程して、漸く二軍目が到着。と云うか其れで全部だった。

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わっさー。

と居るのは好いのだが、二軍目も十秒以内で終了。即ち、待機時間=五時間程、ツアーを見た時間=十二秒程度、と云う感じである。

皆で、え、終わり?今ので終わり?と云いながら暫く其処にいると、次々と人が去って行く。どうやら終りらしい。

時間の無駄にも、程が在る…。

と云う訳なので余程の自転車狂以外は見ない方が好いです。と云うか、わざわざ此れを見るために海外から来る人も居るらしいので、世の中どうかしてると想った。エンターテイメントとして、成立してない気が…。

もっと早く通過すると想っていたので、昼食も食べていなかった。皆空腹なので、さっさとその場を離れ、食料を確保しに行く。スーパーへ行き、パンやらサンドイッチやらを買い、ホステルに戻る。

戻って昼食兼夕食を食べる。

夕飯を食べて暫くすると、もう出発する時間になっていた。荷物を受け取り、駅へ向かう。彼女達もわざわざ付いて来てくれた。駅までは歩いて三十分程。疲れているだろうに、申し訳ない気分になる。とは云え嬉しい。

チケットを買い、電車が来て、お別れ。マルセイユはユースホステルが満室だったので、先にエクサンプロバンスへ行くことにした。

彼女達は涙と共に送ってくれた。過ごした時間は五日間程。何だか二週間位居た気がする。元々はこんなにも長い間アールに滞在する予定など無かったのだが、人との出会いで流れは変わる。過ごした時間其の物よりも、交わした言葉の数は多い。そう想う。

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電車に乗って暫くして、マルセイユが見えてきた。普段であれば次の町へ想いを馳せるばかりなのだが、今回は少し、アールが名残惜しく想える。夕焼けに染まっていく空は、何時もより感傷的にさえ映る。

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マルセイユで電車を乗り換え、エクサンプロバンスへ向かう。

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少しずつ夕闇へ染まって行く空は、とても美しかった。

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着いた頃には真っ暗。地図が無いので困っていたのだが、適当に見つけたホテルに入って聞いてみたら、地図を貰えた。バスはもう無いから、タクシーに乗ったほうが好いよと云われたのだが、歩く事にする。距離は2km、とは云え直線距離なので、実際はもう少し遠い。

カジノの華やかな噴水を見ながら、ホステルを目指す。歩いて四十分弱だった。汗だくになりながら到着。チェックインを済ませ、シャワーを浴び、すぐに眠る。

七月五日、アビニョン

2009.07.20

元々一日はアビニョンへ行く予定だったのだが、ベルギー少女達も行く心算だったらしい。其れならと云うことで、一緒に行く。他の面々はそれぞれ、違う場所へと発って行った。一緒にビーチへ行ったドイツ人はモンペリエへ。メキシコ人はマルセイユへ。もう一人のドイツ人は、起きたら居なくなっていた。090705_100805

ドイツ人とベルギー少女達と僕とで駅へ向かう。駅へ向かう途中、またパレードが行われいてた。今日は昼なのでブレない。

駅でチケットを購入し、電車に乗り込む。ドイツ人とは其処でお別れ。何と云うか、過ごした時間は短かったが、とても好い時間を過ごす事が出来たように想う。ドイツへ行く時は、声を掛けてから行く事にしよう。きっと又会うことも出来る。

電車の中、皆少しセンチメンタルな気分になりながら、アビニョンへ向かった。別れは淋しく切ない、何時だって。

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アビニョンの町は、ポスターで一杯だった。と云うのも来月大きな祭りが有るらしく、それのポスターだと云う事だ。祭りの期間中はずっと街の何処かでイベントがあるらしいので、その宣伝だそうだ。と云うか、多すぎて訳が判らなくなっている。

街を歩いて、取り敢えずカフェを見つけ、サンドイッチで昼食。地図を広げて何処へ行くか話をする。

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最初は大きな教会(?)へ。行ったは好いのだが、入場にお金を取られることが判明。何と云う事だ…、と想いながら、這入るかどうか話し合う。結果、這入らないことに。恐らく中では何か展示が行われていて、余り面白くないだろう、と云う結論になった。

その後少し歩いて、隣にある教会へ。名前は両方とも失念。地図もないので、判らない。

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少女達。とは云え同じ歳なのだが、ベルギーの女性達だと違和感があるので、ベルギー少女。

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兎に角、日差しの下を歩くと、暑い。そして熱い。

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小さな丘を登る。

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登った先に在る教会は綺麗だった。

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ぱちぱちと。装飾も面白い。

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外に出て少し歩くと、変わった階段。歩くのが疲れそうな感じだが、見た目は綺麗だ。

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街を歩いて、ローマ時代の橋がある場所まで向かう。

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端へ行くのにも有料。観光名所の所為か、何にしても金が掛かる…。とは云え行ったところで半分までしか長さのない端なので、脇から眺めるだけにする。そして何より、この日も異常に暑かった。河沿いに座り、休むことに。日陰にさえ居れば何て事は無い。涼しいものだ。

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橋の側にあった良く判らない建造物に良く判らないまま立ち寄り、良く判らないままその場を立ち去る。

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暑いので、教会前のカフェへ。冷えたビールを頼む。

暫くカフェに居ると、雲行きが怪しくなってきた。今にも降りそうだな、と云うところでカフェを後にして、また街をぶらぶら。少し雨脚が強くなったタイミングで、町の市民センター的な場所へ。中では彫像が幾つか展示されていたので、其れを眺めて暫く過ごす。

雨が弱まったので、また町へ。美術館でも行こうかと云うことになったので、取り敢えず適当な場所を目指した。中々面白そうな展示を行っている場所が無かったので、暫くうろうろ。

その後適当に入った美術館で、暫く時間を費やす。人と美術館へ行くのは時々なら好い。毎回は少し困る。興味のない展示であれば問題ないが、興味のある展示だと非常に困る。其の点で言うと、この美術館は大丈夫だった。つまり、余り興味はなかった、と云うことだ。

とは云え、殆ど人の居ない美術館の中、ぽつぽつと話をしながら廻るのは愉しい。入場料も?2と云う安さだったので、文句は無い。

美術館を出て、少しだけ涼しくなった町を歩く。本当なら他にも色々と行く場所が在るのだろうが、特に行くことも無く、アールへと帰ることにした。

一人旅の利点は、何処へでも、好きな時に行ける事。複数の場合は、単純に旅其の物が鮮やかになることが利点だと云える。こう云った旅行は時々なら好いが、何時もは無理だ。特に僕は行きたいところが在れば行く人間なので、付き合う人間が耐えられないだろう。そう言う点で、一人旅は自分に有っていると云える。

時々しみじみと、一人で来れて良かったと想うときが在る。オルセー美術館で朝から閉館まで居たときや、何も無いプロバンスの郊外を歩いて、家々をぼーっと眺めているとき。若しくは、海に煌く光の渦を、燦々と照り付ける太陽の下、眺めている時。夜、ホステルの部屋に戻り、独りで混沌の想いを胸に吸い込み、夢想に耽る時。幾らでも在る。

無論、誰かが居れば好いな、と想うときも在る。夜、ふと街に出てビールを煽りたくなり、とは云え独りで行くには億劫なとき。そう云う時は誰か居ると好い。単に旅の連れが居るだけで、好くなる事も在る。ただ、其の二つを天秤にかけても、やはり独りで来て好かったと想えるのだ。

アールへ戻り、夕飯を如何するか考える。今日は割りと確りしたレストランで食べよう、と云うことになり、ピザやパスタを出している店へ。

僕はピザとサラダ、彼女達はサラダやパスタを食べた。アンチョビのピザ。少し塩辛いが、生地は釜で焼かれているので美味しい。値段も?8程度。久し振りにちゃんとした野菜を食べた気がした。

その後はホステルに戻る。特に何処へ行くと云う事も無かったので、ロビーで日記を書くことにした。初めは外で書いていたのだが、余りにも蚊が多く、集中出来なかったので中へ。

暫くすると彼女達も降りてきて、ロビーで話をしていた。此れまでに撮った写真を見せたり、日本で撮っていた桜を見せたり。先生は桜が大好きらしい。そう想えば、日本には本当に多くの桜の樹が在るなと想った。多くの樹々が一斉に花開き、散って行く。美しい花だと想う。

二十四時になるとロビーも閉じられてしまう。結局其の時間まで話しをしていたので、日記は進まないでいた。

部屋に戻り、眠る。明日はマルセイユ方面へと向かう。

七月四日、朝市、美術館、闘牛もどき、アイリッシュパブ

2009.07.20

朝、如何云う話の流れか忘れたが、ベルギー少女三人、ドイツ人二人、メキシコ人一人、そして僕と云う割と大きな団体で、取り敢えず町へ出ることになった。確か誰かが、町で朝市が行われているから行かないか、と云う話だった様に思う。

ぶらぶらと皆で町まで歩いて行く。朝市は、市内中心部の大通りを閉鎖して行われていた。

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色鮮やかなスパイスが並ぶ。非常に好い香りが辺りを包んでいた。

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美味しそうなベリー。色んな種類が綺麗に並べられている。手前のはプチトマトか?

暫くの間市場をうろうろして、味見したりと愉しむ。エクストラバージンのオリーブオイルは、匂いが強すぎる気がした。オリーブと野菜をペーストにしたパテは、やはりパンに良く合う。今度から一瓶買って置いても好いかも知れない。こっちのソーセージは少し癖がある。大きな欠片を食べると臭みが有るので、少しずつ食べないといけない。齧り付くと悲しい事になる。

その後皆で色んなものを買って、公園で昼食に。

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良く晴れている。木蔭は涼しい。

皆で話をしながら楽しく食事。ピクニック的な気分だ。皆の笑い声が響く。好い時間だった。

ゆっくりと昼食を取った後、カフェへ行く。何を頼んだかは忘れてしまった。カフェで話をしながら、今日何をするかを話していた。ドイツ人の一人はゆっくりと過ごしたいらしく、公園へ。もう一人とメキシコ人は途中で何処かへ消えていった。僕は元々美術館へ行く心算だったので、その旨を告げる。ピカソ展が行われていると云う事だったので、行こうと考えていたのだ。

女性陣は特に何も考えて居なかったらしいので、僕に付いて美術館へ行くことになった。町の脳内地図が全く出来ていなかったので、非常に助かる案内役が出来た。

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途中で余りの暑さに挫けそうになりながら、何とか美術館に到着。

は、好いのだが、何と閉まっていた。良く見ると今月七日からオープン、と書かれている。とは云え新しい美術館なのではなく、恐らく今は作品が他の場所へ行っているか何かだろう。其れは好いのだが、本当に運が無いな、と想った。数日差である。流石に七日まで居る予定は無いので、諦める。

余りにも暑くて、意外と美術館が遠くて、然も閉まっていた。と云うことで皆してげんなり、がっくり、意気消沈。取り敢えず暑くて仕方が無いから、何処か涼しげな所で休もうと云う事になり、河沿いへ向かった。

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適当な日陰を見つけて、其処に座って休む。

ここ数日は本当に暑い。何が如何なって居るんだと云う程の熱気を以ってして、活動を妨げる。もう少し涼しければ色んな場所へ行く気にもなるんだが、余りの暑さに断念してしまうことが多い。

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良すぎる天気、青すぎる空。

その後余りの暑さに特に何か行動を起こす気にもなれず、だらだらと喋っていた。暫くして暑さも和らぎ、気分がマシになった所で、町の方へと歩いて行く。暑いしアイスでも食べるか、と云う流れである。

昼食を食べた公園まで戻り、チューペット(だっけ)的なアイスを食べる。シトラス系の味は爽やかで、暑い日に似合う。

公園で座ってアイスを食べていると、メキシコ人と再会。彼も何処かへ行こうとしたのだが、道が判らず迷っていたらしい。地図を手に入れるため観光案内所へ行く途中、僕達に遭遇、と云う事らしい。彼はその後地図を貰いに行った時、彼が行きたがっている場所へは違う日に行ったほうが好い、と云われたらしく、また戻ってきた。

暫く公園に居た後、もう一つの美術館へ行くことになった。そちらはそんなに興味深そうな感じでもなかったのだが、中が非常に涼しかったので這入った。夏の暑さ、恐るべし。

結果的には中々良かったのだが、値段の割には展示数が少ないなぁ、と想った。ゴッホの追悼的な感じなのだろうか、色々な芸術家が、ゴッホに捧げる意味で作品を作ったらしい。其れなりに興味深いものも有ったが、其処まで、と云う感じである。

その後暫くして、もう一人のドイツ人とも合流した。彼とメキシコ人が、闘牛があるから行く、と云う事だった。とは云え本当の闘牛ではなく、違う物らしい。牛は殺さず、別の事で競うのだとか。どうするか考えて、取り敢えず云って見る事にする。スペインへは行くが、必ず見れると決まった訳ではない。

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そしてアリーナへ。

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広い。そして、日差しが異常に暑い。

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走り回る牛と、逃げ回る人々。

結果から云うと、あんまり面白くなかった。と云うか、?9の価値は無い。

詳しいルールは判らないが、取り敢えず牛の角に括り付けられた糸や、背中についている布やらを取れば、其の分とった人間に金が支払われるらしい。

其れはまぁ好いのだが、何と云うか取り敢えず逃げているだけである。マラドーナの様に鮮やかに牛をかわすでもなく、走り回っているだけに等しい。途中で一匹の牛が元気良く飛び出し、一つ目の塀を飛び越え、内部へ這入っていったのは面白かったが、其の程度だった。スペインに行って機会が有れば、本物を見てみたいものだ。

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アリーナ内部を見れたのは良かった。

途中で雨が降り出し、雨脚が強まる。普段なら大嫌いな雨だが、余りにも暑いので、雨が冷たくて気持ち好い。そしてすぐに乾くので、そんなに気にもならない。

少し弱まってからホステルへ歩いて帰る。

ホステルに着き、夕飯を食べる。先にホステルに戻っていたベルギー少女達とドイツ人は、夕飯を買ってきたらしいので、其れを食べる。ホステルで買ったビールは安くて、冷えて居た。感激である。

夕飯を食べた後、町へ出る。

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夜の街を皆で散歩していると、カフェが有った。あの有名な絵のカフェだ。おー、と想いながら、取り敢えず写真を一枚だけ撮ったら、ブレていた。ちゃんと撮れば良かった。

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その後アイリッシュパブで飲む。暗いので人が亡霊のようになっている。ギネスをパイントで二杯飲む。ギネスが安い。嬉しい。

また二十四時になる前にホステルへ戻る。時間も遅かったので、すぐに眠った。

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