七月五日、アビニョン

2009.07.20

元々一日はアビニョンへ行く予定だったのだが、ベルギー少女達も行く心算だったらしい。其れならと云うことで、一緒に行く。他の面々はそれぞれ、違う場所へと発って行った。一緒にビーチへ行ったドイツ人はモンペリエへ。メキシコ人はマルセイユへ。もう一人のドイツ人は、起きたら居なくなっていた。090705_100805

ドイツ人とベルギー少女達と僕とで駅へ向かう。駅へ向かう途中、またパレードが行われいてた。今日は昼なのでブレない。

駅でチケットを購入し、電車に乗り込む。ドイツ人とは其処でお別れ。何と云うか、過ごした時間は短かったが、とても好い時間を過ごす事が出来たように想う。ドイツへ行く時は、声を掛けてから行く事にしよう。きっと又会うことも出来る。

電車の中、皆少しセンチメンタルな気分になりながら、アビニョンへ向かった。別れは淋しく切ない、何時だって。

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アビニョンの町は、ポスターで一杯だった。と云うのも来月大きな祭りが有るらしく、それのポスターだと云う事だ。祭りの期間中はずっと街の何処かでイベントがあるらしいので、その宣伝だそうだ。と云うか、多すぎて訳が判らなくなっている。

街を歩いて、取り敢えずカフェを見つけ、サンドイッチで昼食。地図を広げて何処へ行くか話をする。

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最初は大きな教会(?)へ。行ったは好いのだが、入場にお金を取られることが判明。何と云う事だ…、と想いながら、這入るかどうか話し合う。結果、這入らないことに。恐らく中では何か展示が行われていて、余り面白くないだろう、と云う結論になった。

その後少し歩いて、隣にある教会へ。名前は両方とも失念。地図もないので、判らない。

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少女達。とは云え同じ歳なのだが、ベルギーの女性達だと違和感があるので、ベルギー少女。

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兎に角、日差しの下を歩くと、暑い。そして熱い。

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小さな丘を登る。

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登った先に在る教会は綺麗だった。

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ぱちぱちと。装飾も面白い。

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外に出て少し歩くと、変わった階段。歩くのが疲れそうな感じだが、見た目は綺麗だ。

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街を歩いて、ローマ時代の橋がある場所まで向かう。

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端へ行くのにも有料。観光名所の所為か、何にしても金が掛かる…。とは云え行ったところで半分までしか長さのない端なので、脇から眺めるだけにする。そして何より、この日も異常に暑かった。河沿いに座り、休むことに。日陰にさえ居れば何て事は無い。涼しいものだ。

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橋の側にあった良く判らない建造物に良く判らないまま立ち寄り、良く判らないままその場を立ち去る。

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暑いので、教会前のカフェへ。冷えたビールを頼む。

暫くカフェに居ると、雲行きが怪しくなってきた。今にも降りそうだな、と云うところでカフェを後にして、また街をぶらぶら。少し雨脚が強くなったタイミングで、町の市民センター的な場所へ。中では彫像が幾つか展示されていたので、其れを眺めて暫く過ごす。

雨が弱まったので、また町へ。美術館でも行こうかと云うことになったので、取り敢えず適当な場所を目指した。中々面白そうな展示を行っている場所が無かったので、暫くうろうろ。

その後適当に入った美術館で、暫く時間を費やす。人と美術館へ行くのは時々なら好い。毎回は少し困る。興味のない展示であれば問題ないが、興味のある展示だと非常に困る。其の点で言うと、この美術館は大丈夫だった。つまり、余り興味はなかった、と云うことだ。

とは云え、殆ど人の居ない美術館の中、ぽつぽつと話をしながら廻るのは愉しい。入場料も?2と云う安さだったので、文句は無い。

美術館を出て、少しだけ涼しくなった町を歩く。本当なら他にも色々と行く場所が在るのだろうが、特に行くことも無く、アールへと帰ることにした。

一人旅の利点は、何処へでも、好きな時に行ける事。複数の場合は、単純に旅其の物が鮮やかになることが利点だと云える。こう云った旅行は時々なら好いが、何時もは無理だ。特に僕は行きたいところが在れば行く人間なので、付き合う人間が耐えられないだろう。そう言う点で、一人旅は自分に有っていると云える。

時々しみじみと、一人で来れて良かったと想うときが在る。オルセー美術館で朝から閉館まで居たときや、何も無いプロバンスの郊外を歩いて、家々をぼーっと眺めているとき。若しくは、海に煌く光の渦を、燦々と照り付ける太陽の下、眺めている時。夜、ホステルの部屋に戻り、独りで混沌の想いを胸に吸い込み、夢想に耽る時。幾らでも在る。

無論、誰かが居れば好いな、と想うときも在る。夜、ふと街に出てビールを煽りたくなり、とは云え独りで行くには億劫なとき。そう云う時は誰か居ると好い。単に旅の連れが居るだけで、好くなる事も在る。ただ、其の二つを天秤にかけても、やはり独りで来て好かったと想えるのだ。

アールへ戻り、夕飯を如何するか考える。今日は割りと確りしたレストランで食べよう、と云うことになり、ピザやパスタを出している店へ。

僕はピザとサラダ、彼女達はサラダやパスタを食べた。アンチョビのピザ。少し塩辛いが、生地は釜で焼かれているので美味しい。値段も?8程度。久し振りにちゃんとした野菜を食べた気がした。

その後はホステルに戻る。特に何処へ行くと云う事も無かったので、ロビーで日記を書くことにした。初めは外で書いていたのだが、余りにも蚊が多く、集中出来なかったので中へ。

暫くすると彼女達も降りてきて、ロビーで話をしていた。此れまでに撮った写真を見せたり、日本で撮っていた桜を見せたり。先生は桜が大好きらしい。そう想えば、日本には本当に多くの桜の樹が在るなと想った。多くの樹々が一斉に花開き、散って行く。美しい花だと想う。

二十四時になるとロビーも閉じられてしまう。結局其の時間まで話しをしていたので、日記は進まないでいた。

部屋に戻り、眠る。明日はマルセイユ方面へと向かう。