八月三日、コルドバの夜

2009.08.28

朝、起床時刻は不明。此処で漸くバスを使う気になり、バス乗り場へ行きチケットを購入する。結果から云うと、電車よりもバスの方が使い勝手が良い。何しろ鉄道の路線よりも交通網としてはバスの方が発展しているし、値段も安い。時間的には電車の方が速いが、其れは僕の旅では関係無い。

バスに乗った時刻は忘れたが、コルドバまで五時間。電車だと高速路線しかないので、恐らくかなりの金額がかかるが、バスだと?15程度だ。圧倒的にバスの方が良い。

因みにこの日はどう云う訳か一枚も写真を撮っていない。が、幸いにしてこの日辺りからノートを毎日取る様にしていたので、記憶を探る事は出来る。

コルドバに到着し、取り敢えず地図を手に入れたのは好いのだが、肝心のホステル名と住所が判らない。普段はノートか携帯に控えるのだが、この時は忘れていた。とは云えGmailのオフラインモードを有効にしていたので、まぁ大丈夫だろう、と想っていたのだが、残念ながら上手くいかず。どうやら立ち上げたときにしかメールの同期を図ってくれないらしい。

ホステル名の欠片すら憶えて居なかったので、何とかネットを使える場所を探す。初めはインターネットカフェを探していたのだが、どうも見付からない。諦めてパソコンを片手に持ちながら、無線を拾うことに。十分程度歩いて見つけることが出来た。と云うか、ネカフェ見つけるよりも遥かに簡単だ。

無事にホステルの住所を確認し、地図と照らし合わせて歩いて行く。ホステルに着いてチェックインを済ませる。

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写真は後日撮影したもの。部屋はかなり綺麗で、普通のホテルみたいだった。

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屋上にはテラス。屋上階にキッチンもあるので、調理を済ませて此処で食べることができる。

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写真では判り難いが、奥には寺院も見える。夜になるとライトアップされ、綺麗な景色が見える。夜はかなりいい雰囲気だ。

外へ出て、夕飯として簡単に作れるパスタを購入。適当な時間まで待ち、屋上階で調理して食べる。その時同じ場所に居た人々と話をして居たのだが、彼等はその後町へ呑みに行くと云う事だったので、誘いを受ける。どうせ部屋に居てもする事は無いので、一緒に行くことに。

初めはかなり大人数だった。アメリカ人一人、イギリス人二人、後僕が男連中。女性陣はアイルランド人二人、オランダ人五人と云う形。町の広場にあるカフェバーへ行き、ビールを呑む。一時頃までその面々で呑み、その後オランダ人五人はホステルへと帰ったが、他の皆は呑み足りず、別の店へ。結局三時過ぎまで眠り、ホステルに帰る頃には皆かなり酔っ払った状態になっていた。

ふらふらと倒れるようにして眠る。三人部屋だったのだが、幸いイギリス人二人と同じ部屋だったので、気兼ねする事無く眠る。

呑みに云った夜の話は如何しても短くなる。文章にしても詰まらないし、文章に出来る話でもない。ただ、さっぱりとはしているがかなり楽しい時間を送っている。酒を呑んで話をしていれば、普段伝わることが伝わらないし、普段伝わらないことが伝わるのだ。言語の重要性は低くなって、楽しさは増加するのだ。

とまぁ、抽象的な事を書いて終わる。書いている今現在、またも少し酔っ払っているので、何を書きたいのか判らないと云うのが、唯一の事実である。

八月二日、昼寝をしにトレドへと

2009.08.28

朝、起床時刻は不明だが、十時半には電車に乗っているので、其れ程遅い時間に起きたわけでも無さそうだ。駅まで向かい、電車に乗る。

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スペインの電車は二種類に分かれる。遅れるが安いか、遅れないが高いかだ。トレド行の電車は一種類しかない。遅れないが、高い。と言う訳で車内も綺麗である。

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マドリッドから電車で一時間弱だったか。トレドへと到着。大抵の人はバスを使い旧市街まで向かうが、僕は当然の如く歩いて行く。

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流石に観光都市だけ有って、町の外から見える景色も綺麗だった。撮ってないけど。

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暑いよね。

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大抵の人が通るんだろうなぁ、と言う路を外れ、小路へと這入っていく。

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市街地は非常に細い道が走る。大抵の道は車が通れないか、通れてもギリギリ一台と云う感じだ。車が通るときは、体を脇に寄せないといけない。階段も多いし、丘になっている。正に昔の要塞都市的な趣だ。

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教会ですなー、と想い這入る。

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中はモダンだ。

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鐘の有る部分まで登れるようになっていたので、上へ。トレドの旧市街地が見渡せる。

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通路。

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教会を出てまた町をうろうろと。変わったドアノッカー。

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立派な教会だなー、と想ったのだが、這入れなかった。どうもシエスタの時間らしい。まぁ、好いんだけど、観光客からすればめんどくさい風習ですよね。

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ふらふらと歩いていると、河沿いに着いた。少し疲れも溜まっていた上、何処もかしくもシエスタで閉まっているので、何処かで昼寝でもするかー、と河沿いを歩く。

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人の少なそうな河沿いの公園を見つけたので、ベンチで横になる。川のせせらぎと、風の音、木の葉の擦れる音。他には何も聴こえない。日差しは強いが、木漏れ日は心地好い。と云う事で、気が付くとかなりの時間を寝て過ごしていた。

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起き上がって河沿いを町に向かって進むと、アヒルがいた。

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全然微動だにしない。そして近寄ると恐れる処か威嚇してきた。つえー。

とか何とかしながら旧市街地へと戻っていったのだが、すっかり時間の感覚を失っていた。時計を見てみると、何と十九時前。当然ながら、全ての建物は閉まっている。つまりは、寝すぎた。そして、一番大きな教会へも這入ることが出来ず、一応入り口まで行って、閉館時刻を確認して、とぼとぼと町を降りる。

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まぁ、何しに来たんだ、って云う。

昼寝しに?

折角来たのに勿体無い事をしたなぁ、と想いながらも、何もする事は出来ないので帰る事に。電車の時刻まで余裕が有ったので、駅近くのバーで適当に夕飯。ビールも呑む。

電車に乗り、マドリッドへと戻り、ホステルに戻り、その後は何をしていたか確かでない。

今この日記を書いていて想い出したのだが、昨日はホステルに日本人が居て、久しぶりに日本語を話した。夕飯を食べていなかったので、飲み屋街へと出て、ピザを食べ、ビールを呑み、またホステルに戻った。それにしても、日本人に会わないなぁ、と感じる。英語が話せるから友達作りには其れ程困ることは無いのだが、英語話せなかったら鬱々としてるんだろうなぁ、と想った。活躍の場が少ないとは云え、やはり役に立つものである。仕事にでもすれば活躍の場は出来るんだろうけど、其れ程のスキルが有る訳でもないので、残念な次第である。

八月一日、朝サラマンカ、昼アヴィリャ、夜マドリッド

2009.08.27

朝、適当に目を覚まし、外へ。電車の時間まで暫く余裕が有ったので、少しだけ町を観光してから出ることに。

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昨日は無料で這入れて仕舞った教会へ、今度は違う入り口から這入る。上の写真は教会の裏手。

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教会の内部には、教会の歴史に纏わる展示物や、美術品が並んでいた。

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古い鏡を写すと、丸で絵画の中に居るようである。

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朝は少し寒く、小雨も降っていた。

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教会を見終わり、ホステルに戻り荷物を取り、駅まで歩いて行く。その頃に雨はもう上がっていた。

電車に乗り、アヴィラに向かう。マドリッドとの中間地点なので、半日観光だ。

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案の定観光案内所にも駅にもロッカーは無く、荷物を背負ったまま歩く羽目に。まぁ、テロを警戒しての事だから仕方ないとは云え…。

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悲惨ですよね。

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暑いし。

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教会は撮影禁止だったのだが、そんな殺生な!と云う事で数枚撮影。フラッシュ禁止は判るが撮影禁止は何故なのか。まぁ、色々有るのかねー。

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とは云えマナー的に禁止と書かれていた場合は撮影しないのだが、この教会はちょっと欲求に逆らうのが難しかった。と云うのも、教会内部の柱や天井、それらの全てに紅い装飾のようにして色が塗られているのだが、此れはどうも最近になって塗られたものらしい。単純に白い柱や天井の侭ではなく、模様的な形で装飾が施されている。そして其れは非常に美しかった。雰囲気を壊す事無く、ある種古いようにも見え、非常に好い。

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多分この教会の内部では無いのだけれど。

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この町も美しい。城壁の町だと云う事で訪れたのだが、旧市街となっている場所は、家々を見るだけでも有る程度楽しめた。

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モダンな造りの教会は余り好きでない。如何しても祭壇と内部装飾との時代差で違和感が生じるからだ。

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まぁ、日差しが、ね。強いよ。本気で。汗だくですわ。

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城壁ですけどね。登る体力有りませんよね。残念ながらね。

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さようなら城壁の町。

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そしてまた電車に乗り、マドリッドへと戻るのだった。

マドリッドへ戻り、電車で予約を取ったホステルを地図を見て探す。が、見付からない。余りにも見付からないので、駅員に訊いてみる。そして話をしていたのだが、途中でマドリッドではなくバレンシアの宿を取っていた事に気が付いた。何ともまぁ、愚かな勘違いである。其の侭では宿無しになる可能性が非常に高かったので、急いで数日前に泊っていたホステルに電話する。するとまたもや、最後の一つが空いていた。と云うか、本気でスペインのホステルは埋まり過ぎである。尋常じゃない。

ホステルに戻り、チェックインを済ませ、適当にネットでも使っていたように想う。