八月二日、昼寝をしにトレドへと
朝、起床時刻は不明だが、十時半には電車に乗っているので、其れ程遅い時間に起きたわけでも無さそうだ。駅まで向かい、電車に乗る。
スペインの電車は二種類に分かれる。遅れるが安いか、遅れないが高いかだ。トレド行の電車は一種類しかない。遅れないが、高い。と言う訳で車内も綺麗である。
マドリッドから電車で一時間弱だったか。トレドへと到着。大抵の人はバスを使い旧市街まで向かうが、僕は当然の如く歩いて行く。
流石に観光都市だけ有って、町の外から見える景色も綺麗だった。撮ってないけど。
暑いよね。
大抵の人が通るんだろうなぁ、と言う路を外れ、小路へと這入っていく。
市街地は非常に細い道が走る。大抵の道は車が通れないか、通れてもギリギリ一台と云う感じだ。車が通るときは、体を脇に寄せないといけない。階段も多いし、丘になっている。正に昔の要塞都市的な趣だ。
教会ですなー、と想い這入る。
中はモダンだ。
鐘の有る部分まで登れるようになっていたので、上へ。トレドの旧市街地が見渡せる。
通路。
教会を出てまた町をうろうろと。変わったドアノッカー。
立派な教会だなー、と想ったのだが、這入れなかった。どうもシエスタの時間らしい。まぁ、好いんだけど、観光客からすればめんどくさい風習ですよね。
ふらふらと歩いていると、河沿いに着いた。少し疲れも溜まっていた上、何処もかしくもシエスタで閉まっているので、何処かで昼寝でもするかー、と河沿いを歩く。
人の少なそうな河沿いの公園を見つけたので、ベンチで横になる。川のせせらぎと、風の音、木の葉の擦れる音。他には何も聴こえない。日差しは強いが、木漏れ日は心地好い。と云う事で、気が付くとかなりの時間を寝て過ごしていた。
起き上がって河沿いを町に向かって進むと、アヒルがいた。
全然微動だにしない。そして近寄ると恐れる処か威嚇してきた。つえー。
とか何とかしながら旧市街地へと戻っていったのだが、すっかり時間の感覚を失っていた。時計を見てみると、何と十九時前。当然ながら、全ての建物は閉まっている。つまりは、寝すぎた。そして、一番大きな教会へも這入ることが出来ず、一応入り口まで行って、閉館時刻を確認して、とぼとぼと町を降りる。
まぁ、何しに来たんだ、って云う。
昼寝しに?
折角来たのに勿体無い事をしたなぁ、と想いながらも、何もする事は出来ないので帰る事に。電車の時刻まで余裕が有ったので、駅近くのバーで適当に夕飯。ビールも呑む。
電車に乗り、マドリッドへと戻り、ホステルに戻り、その後は何をしていたか確かでない。
今この日記を書いていて想い出したのだが、昨日はホステルに日本人が居て、久しぶりに日本語を話した。夕飯を食べていなかったので、飲み屋街へと出て、ピザを食べ、ビールを呑み、またホステルに戻った。それにしても、日本人に会わないなぁ、と感じる。英語が話せるから友達作りには其れ程困ることは無いのだが、英語話せなかったら鬱々としてるんだろうなぁ、と想った。活躍の場が少ないとは云え、やはり役に立つものである。仕事にでもすれば活躍の場は出来るんだろうけど、其れ程のスキルが有る訳でもないので、残念な次第である。