八月八日、セビリア、スペイン広場

2009.09.03

朝、早めにホステルを出る。具体的な時間は忘れた。バス停に着くと長蛇の列が出来ていたので、クレジットで買えるベンダーを使う。凡そ?20。距離的にはマドリからコルドバの方が有る気がするのだが、此方の方が高い。非効率的な回り方をした所為だろうか。仕方ない。

セビリアに着くも、観光案内所も何も無い。バス停にも地図が置かれていない。仕方ないので取り敢えず市街地の方へと歩いて行く。つい先週、セビリアでは気温が四十八度に達していたらしいが、僕が訪れた時は其処まで酷くなく、コルドバの方が暑かった。その時期がこの夏一番の暑さだったのだろうか。これ以上暑くなるのであれば、死んでしまう。

ホステルを探すも、中々見付からない。途中公園のベンチに座り休んでいるときに、隣に座ったお爺さんに聞いてみるも、判らず。取り敢えず観光案内所の場所だけ教えて貰う。

その後は暫くそのお爺さんと話をしていた。イギリス出身らしいが、十九の時に家を飛び出し、アメリカへ一人乗り込んだらしい。仕事をして、そこそこの役職に就くも、自分が本当に何をしたかったのだか、判らなくなったらしい。そこで車やら家やら全部を売り払って、バスとヒッチハイクで南アメリカへ旅立ったのだとか。その後も紆余曲折を経て、今はセビリアに住んでいるらしい。

爺さんは云った「君は正しい選択をした。若いうちに旅に出て、色々な人と出会い、色々な物を見る。それはとても素晴らしいことだ。君は私の様な年寄りに出合ったと云う事を、きっと忘れない。街を歩いて、世界を見て、人を見て、それらはずっと、君と共に有る。」書いた通りに云った訳ではないが、そう云う内容の話をした。

正にその通りだと、僕は想う。この旅を始めて、今(執筆時)で三ヶ月、丁度九十日が経過した。「たった」九十日である。その間に、僕はどれ程の人々と出会っただろうか。

同じ様に旅をしている人間。一日しか話さなくても、好い友達だと想える様な奴も居る。偶然目的地が一緒で、暫く一緒に旅をした奴も居る。出会ってほんの数時間だというのに、其々が胸に抱く想いを語り合った奴らも居る。旅先で出会い、彼らの地元を訪れた時、昔からの親友のように扱ってくれる奴らが居る。

街で出会う人々。無償の優しさを分けてくれた人々が居る。人生の先輩として、話をしてくれる人々が居る。異国から来た旅人を、温かく見守ってくれる人々が居る。

ほんの数秒の会話から、何日にも渡る会話まで。下らない話題から、想いの内まで。

きっと中には、其の内忘れてしまう事も在るだろう。忘れてしまう人々も居るだろう。ただ、忘れたとしても、それらの想いは僕の中に在ると、僕は信じている。人間は対話を行い、会話を行い、情報を共有し、感情、感動を共有し、其々が其々の中に、無限に生きる様にして生を繋げて行くのだと想っている。僕は彼等に影響を与え、彼等は僕に影響を与える。そしてその連鎖が止まる事は、決して無い。

人生の糧として、知識として、人に於ける根本としての情報として。

人々に出会い、世界を見る。人間と云う種族が此れまでに築き上げてきた物と、此れから築き上げていく物を見る。僕が見ている世界が、例え限られた世界だとしても、知り続ける意思が大切なのだ。

人が何処に神秘と真理を見出すか、其れは其の人の自由だ。僕は芸術、美術、建築、人々が美を追求し続けている世界に真理を見出す。だからアートを見たいと想うのだ。そして世界は、アート其の物だ。街を見る、世界を見る。其れは自然其の物であって、人間其の物だ。

人々は何かを作り続ける。具現的に存在する物質、エネルギーを使い、意思と云う概念的なエネルギーを以ってして物質を変化させる。そして意思を持って形作られた物体を見ることに因って、彼等が其の時に想い描いた「何か」が見える気がするのだ。アートとは世界其の物で、人間其の物だ。だから素晴らしいと、僕は考える。

話が飛躍している様に見えるが、自分の中でそれらの事は全て繋がりを持っている。物質的な事柄以外に存在する、概念的な精神や意思と云った世界。人々との繋がりと、アート、世界其の物は、僕にとって何の違いも無い。

こう云う考えは何と云うのだろうか?きっと同じ様な事を考えた人間も居る筈だが、勉学に疎い僕は知らない。

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休憩がてらに写真でも。

その後どうやってホステルを見つけたのだか、余り定かでない。街にある地図でも見たのだろうか。兎に角、何とかホステルに到着。

が、其処で問題発生。僕はネット上から予約を行ったのだが、其の予約が無い、と云われてしまった。幸い部屋は空いている物の、僕の見ていた情報とは全く違う条件だった。どうやら普通のホテルらしく、一人部屋が?35するらしい。ウヴォェ、と云う感じである。高いし。然も汚いし。Perpignanで泊ったホテルと同じ値段の癖にあっちの方がよっぽど好いぞ!と想っていると、?20にしてくれると云う事だった。ネット上だと?15で、個室じゃなくて相部屋の筈なんだけど…。と想いながらも、他のホステルは全て埋まっていたので、其処に泊ることに。一泊だけして、二泊目は他のホステルに移ろうかとも考えたのだが、めんどくせぇ!と云う気分になってしまったので、結局二泊した。

然しまぁ、個室は好いのだが、部屋は汚いしトイレシャワーは共用で、然もユースホステルの方が綺麗と云う有様だった。他が埋まっているので仕方ないが…。と想いながら、取り敢えず荷物を残して外へ。

と云うわけで「HostelClub」と云う名のサイトの情報は今後信頼しないことにした。予約の時にチャージも?3程取られた筈だが、ほぼ確実に返って来ないし。余程困った時だけにしようと想う。

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ぶらぶらと街を歩いて、旧市街地を見て回ったのだが、今一面白くなかった。コルドバ、グラナダと見た後だったので、見劣りしてしまったのかも知れない。写真はスペイン広場(Plaza de Espana)マドリッドのスペイン広場よりも相当豪華なのだが、街の規模と広場の規模は関係ないらしい。

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あ、そう云えばこの空、雲があるな、と想った。基本的にスペインの空は雲一つ無い空ばかりだったので少し退屈だったのだが、セビリアは偶然か雲がある。雲の無い空は、星のない夜空の様だと想う。何処か味気ない。

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然し豪華なものである。

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大聖堂。この時は既に閉まっていた。

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何だか城らしき建物も有ったのだが、今一気分が乗らず這入らなかった。多分暑くて疲れてたんだろうと。

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オレンジジュース、で御座いますね。畏まりました。

ホステルを探すために街を歩きまわった所為か、妙な疲れがあったのでホステルに戻る。部屋で何をするかなー、と考えた末、「RD潜脳調査室」を見る事にした。一度テレビ放映を見た時に「ヒロイン丸いなオイ」と云う感想のみを持って終わったのだが、IGだから面白いだろう!と云う事で見てみる事に。攻殻機動隊よりも後の時代、パラレルワールド的な形らしく繋がりは無いが、似たような世界観がある。好きだけど、ヒロインが海でだいぶする時、実写を使うのは止めて欲しかった…。下手に金が有ると駄目ですね。海と意識世界を繋げて考えたり、面白いなぁ、と想う。

結局遅くまで起きていた。三時頃に眠る。

八月七日、アルハンブラ、タパス

2009.09.03

先日グラナダに到着した際、アルハンブラ宮殿内へと入るためのチケットをネットで予約していたのだった。既に時間帯に拠っては完全に売り切れており、僕が買えたのは、確か九時から這入れるような形になったチケットだった。

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然しまぁチケットだけ購入しておいて這入れなくなる、と云うのが一番悲惨なので、かなり早くにホステルを出発。アルハンブラまで歩く分の事も考えて、七時過ぎには出た。

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でまぁ結果から云うと、わざわざ予約しなくても良かったんじゃ…?と云う感じである。何しろ僕がアルハンブラに着いたのは八時頃だったと想うのだが、その時点ではまだ受付が閉まっている。そしてカウンター待ちの行列(此れは流石に長い列だった)とは別に、予約した人間の列も出来ていた。そして予約した人間の列の隣には、予約してないがクレジットで購入する人間の列が出来ていた。そしてその「予約してないがクレジットで購入できる人間」の列は、「ネットで予約した人間」の列よりも短いという有様だった。然もネットで予約をしてる時に時間制限が設けられるものだから、直接購入した人間よりも後に這入る形になるのだ。ていうか、予約の意味無いよね。

単純にこの日は混み具合がマシだったのかも知れないが、予約してメリット処かデメリットしか見えないと云うのは余り気分の好い物ではない。まぁ「予約してる」と云う安心感は在るが、予約してるが故の時間制限であったり、制約が或るのは面倒だなぁ、と感じる。

若しアルハンブラへ行こうとしている方で、予約をされてない方。普通の列に並ぶのは止めて、クレジット専用のベンダーで買いましょう。操作方法も大して難しくないし、タッチパネルでぴたぴたやって、クレジット突っ込んで終わりです。列も短いし、一番好いんじゃないかな。ただ若しかしたら会社に拠って使えないカードとか有るかも知れないので、その辺りは知りません。ICチップ無しのカードで購入可能でした。

と云う訳でチケットを購入してから内部に這入れるようになるまで、景色を眺めて時間を潰す。先日夜に訪れた所為もあって、他の場所へ行く気にもなれず、ぼんやりとしていた。

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そして漸く内部へ。人で一杯ですね!当然ですね!

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内部は、流石に綺麗。教会の様な派手な装飾とは違う美しさが有る。

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然しまぁ、ちょっと人が多すぎて落ち着かないです。

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まぁ、定番ですよね。

美しいのは美しいのだが、少し残念だった。アルハンブラに期待していたのは単純な美しさではなく、その姿から感じ取ることの出来る、哲学的な物だったのだ。水面に映る不安定な像。水面に当たる光に照らされた神殿。虚ろに揺らめく姿。そう云った物を期待し過ぎた為に、普通に綺麗だな、で終わってしまった。きっとそう云う姿を見る為には、適切な時間、適切な季節に訪れる必要が有るのかも知れない。昔王の住んでいた寝室に滞在し続ければ、そう云ったものが見れるのだろうな、と想った。朝日、照り付ける太陽、夕日、夕闇、月明かり、星明り、晴れ、雨、風。そう云った変化の中でこそ、真意を見ることの出来る場所だと想う。単純に訪れるだけなら、単純な美しさで終わると云える。

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ま、綺麗ですけどね。ライオンは修復中で居ませんでした。

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コスモ的であります。

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少し時間を置いてまた訪れたのだが、光はまだ水に当たっていなかった。恐らく昼過ぎになるのだろうなぁ、と想う。

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コズミックバンですな。

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内部を見終わり、周囲の庭園をうろうろと歩き、写真を撮る。流石に綺麗だ。

昼前には見終わってしまった。他の部分も有ったように想うのだが、ぐるぐると歩いている内に何処だか判らなくなり、まぁ好いやー、と云う気分になったので外へ。

イギリス人二人に連絡してみると、街のタパスバーで昼食へ向かう所だと云う事だった。特に何も考えていなかった上、大抵の場所は見終わった筈なので、彼等に合流する。街のバーでタパスを食べ、ジュースを飲む。バーに入って飲み物を頼むと、無料でタパスが付いて来ると云うのがメジャーらしい。かなり安くで飲み食いできるので、助かる。そう云えばこのバーで何度か同じ日本人の方と話す機会が会った。こっちで働いているらしい。フランスでもスペインでも、其れ程多くの日本人を見ないが、時々想い出した様に出くわす。そしてそう云う時は大抵、日本語が少し不自由である。まぁ仕方ない。其の内文語で話し出すかも知れない。

何はともあれ昼食を採り、胃を満たした後は街をうろうろ。お土産を売っている様な店を何件も見て回ったりする。

確かイギリス人の彼等はその日、何処か違う街へ行くか、イギリスへと戻った筈だ。彼らと別れてからは、特にすることも無かったのでホステルに戻り、日記を書く事に。夜まで集中して書き続ける。

夜二十時過ぎだろうか、部屋が一緒になった韓国人二人と話をして、一緒に夕飯を食べることになった。彼らもまた別のタパスバーをホステルから教えて貰っていたらしいので、其処へ向かう。ビールを呑み、タパスを食べる。美味い。久しぶりにジョッキで三、四杯ほど呑んだ。そう云えばこっちに来てからは、殆ど毎日呑んではいるけども、量は呑んでないな、と想った。久し振りにがぶがぶ呑めたので、楽しい気分になる。二十四時頃だろうか、ホステルに戻り、酔っ払い同士色々と話をして、眠る。好い奴等と好い酒を呑めるのは、非常に嬉しいことだ。

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八月六日、市街地、丘、街外れ、観光客トラップ、グラナダを歩く、夜時々呼吸困難

2009.09.03

朝、起床時刻は不明だが、一枚目の写真が十時台なので、其れ程遅くまで寝ていた訳でも無さそうだ。然し、朝食を食べた記憶も無いので、早くも無さそうである。街をぶらぶらと歩き、大聖堂を見る。

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ん、何か違うな。これは大聖堂の近くに有る教会の写真であった。先に其処に這入ってから、大聖堂へ行ったのだったか。

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ううむ。大聖堂へ行くまでにも色々と訪れているようでは在るが、余り判然としない。

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これは大聖堂だった筈。流石に豪華。柱が太い。

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然しまぁ完全に修復済みらしき姿なので、其れ程興味をそそる訳でもない。非常に大きく豪華では在るが、小さくても歴史を感じるような装飾が好みだ。

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前日にグラナダよりもコルドバの方が好みだとは書いたが、当然グラナダも美しい。

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特にこの小さな川沿いから眺める景色は非常に美しい。奥には教会が見え、小川が流れ、独特の建物がずっと続いていく。暫く座ってスケッチを取った。フランスを出てから暫く何も描いていなかったのだが、やはり写真だと表現しにくい景色を見ると、絵にしたくなる。下手糞でも、そのイメージは脳内に刻み込まれる。

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ふと横を見るといい感じの小路が続いている。何の躊躇いも無く、何処だか判らない場所へ。進んでいくと、建物の隙間からアルハンブラの要塞が見えた。

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日差しが強すぎてね、真っ白ですね。フラッシュは難しいから使いたくないのです。バッテリーの為にも。

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大きな犬が三匹ほど寝ていた。

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御馴染み壁で御座います。

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御馴染み花で御座います。

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御馴染み緑で御座います。

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ふと丘を見上げると、壁がずらりと並んでいるのでした。城壁だろうか。

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暑いよね。ポケットに突っ込んだコーラは温かい砂糖水へと変貌を遂げるので在った。ていうか今考えるとジュースとか飲んでるから金が地味に減るんだよ!と云ってやりたい。でも暑いから仕方ないよね。水だけじゃ耐えられません。

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好い壁と好い緑と好い門柱で御座います。

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壁です。

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同じく壁です。でも異なります。

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この壁が、好いとあなたが云ったから…。

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壁にコメント付ける方が間違ってますね。豪華です。

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どうやら壁のようですが植木鉢です。そして窓です。

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空です。もう、暑くて…、ね…。

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プレートが可愛い。

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白いなぁ。

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丘の頂上へと辿り着きました。遠くに小さく見えるのがアルハンブラ。

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城壁とは異なる壁もあった。好い壁ですねー。でもこの距離だと如何しても上下が歪んじゃうよね。直したいよね。時間があったら。無いけど。

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日陰が全くといって好い程ありません!

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花と遠景。地平の彼方へと朧気に崩れて行くのであった。

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頂上にあった恐らく教会。這入ってみたかったけど閉まってた。

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アルハンブラ寄り。綺麗な景色だった。

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あ、そう云えば君の事を忘れていたね、と城壁をぱちり。近付く体力がありませんです。

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そしてまぁこの辺りをうろうろしている時、丘の上から少しだけ見えた景色の中、黒人さん達が何やら丘の合間をうろうろと歩いているのでありまして。そしてそのすぐ近くにはあばら家と呼べるのかすら怪しい小さな建造物が並んでおりまして。何ともまぁ、スラム的と云うか何と云うか。真相は判らないにしろ、「よく判らない物には触れるな」と脳ミソが叫びましたので逆方向から丘を降りて行ったのでありました。何だったんだろ、あれ。

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この辺りの家は、山を削りだしてその中に家を造っている様に見えた。

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そしてまぁふらふらと道を歩いていると、一人のおばさんに声を掛けられた訳でして。まぁ今から想えば完全罠なんだが、其の時は大して考えてなかったんだな。スペイン語で写真が如何のとか云ってるからギャラリーでも在るのかと想って這入ってみると、好く判らないスペースにフラメンコの写真が並んでおりまして、何だか好く判らない内に座らされまして、写真を撮ってたら「何か飲む?」と来たもんだ。多分高いだろうなぁ、でも喉渇いたしなぁ、と想いまぁ法外な料金は云って来ないだろう、と想い「じゃぁビール」。よく冷えたビールは汗だくの体に好く沁み込んで、とても旨いのであった。そして適当な所で出ようと想うと「写真撮ろうか?」と来たもんだ。いや要らないと云った訳だが、英語も通じずカメラを取られた。そして撮られた。そして最後に「はいこれお土産ね」と好く判らない小さな器を渡された。いや要らないと云っても伝わらない。然も何だか雰囲気的にはタダでくれそうな雰囲気である(然し間違いである)。と云う訳で「はぁ…」と受け取ってさぁ出るぞと想い金額を聞いたら?10取られた。写真もお土産も要らないからビール一杯分だけ支払わせてください…!と想いながらも何も出来ず。「ビールと写真とお土産全部で?10ね!ありがと!」と云い続けるオバサン。こう云う時強い人間だと得だよね、と想う。僕はどうしても根が弱いので、こう云う時に云い返す言葉を持たないのだ。ハハハ、見事に捕まったな、どうせ何か云っても伝わらんのだろうな、このババアめ!と想い、諦めて支払い外へ出た。因みに器は超絶お荷物なので、後で砕いて欠片だけ自分への戒めとして持って置く事にしたのでした。

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その後も歩き続ける。気付くと街が見えない場所まで来ていた。そしてまた別の丘の方向を見ると、何やら教会らしき建物が。多少は疲れていたが、折角此処まで来たんだから行くか!と云う気分になり、そちらへ歩いて行く。

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が、閉まっていた。空くまでには一時間以上有ったのだが、此処まで来て帰るのもなぁ…、と想い、またスケッチを取った。スケッチを取った後は適当に横になってぼんやりする。

そうこうしている内に時間が来て、門が開かれた。其の時には僕の他にも五人程待っていた。普通の教会かなー、と想っていたのだが、実際には全く違い、どちらかと云うと城の様な感じだった。中には色々と部屋があり、自由に見ることは出来ず、係りのおばちゃんが解説してくれる感じだった。スペイン語で。まぁ判らないなりに愉しんだ。

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内部は撮影禁止、中庭が美しかったのだが、後で撮れるだろうと想っていたら無理だった。違う出口から出て、終了。壁しか撮ってません。今日壁多いな。

その後はふらふらと歩いて戻る。途中でケバブでも食べた気がする。

ホステルに戻り、暫くしてイギリス人二人と連絡をつけて、外へ出る。タパスバーへ行き、ビールを呑みながらタパスを食べた。

その後カッシュバー(?)へ行く。正式な名称が判らないが、まぁハーブの類を水パイプで吸うバーだ。

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此処で問題が発生。と云うのも、スペインに這入ってからずっと咳が出続けていたのだが、ここ数日は特に酷くなっていた。そしてこの日バーへ行き水パイプを吸っていると、急に呼吸困難に陥ったのだ。息が吸えず、吐けず、うおっマジでか、と想い、取り敢えずこんな所で悲惨な姿を晒すのも厭なので、トイレに向かう。息が吐けず肺の中に煙が残っているのは確かなので、咳をして肺から取り敢えず煙を追い出す。とは云え吐いてしまうと今度は酸素が足りなくなるので、必死で息を吸おうと頑張るが、中々呼吸できない。これは…!死ぬ…!と想いながら、落ち着け落ち着け、此れは恐らく精神的な部分も大きい筈で、完全に息が出来ない訳じゃない、て云うか自分の身体なんだから自分でコントロールできる筈!頑張れ頑張れ精神力で乗り切れ!諦めんなよ!と某テニスプレイヤーばりに自分に云い聞かせ、体を落ち着かせ、ゆっくりと無理矢理息をする。すると明らかに気道と声帯がおかしくなっているらしく、声も出ず、妙な音を発しながら息をする羽目に。其れでも息が出来ないよりマシなので、何とか呼吸を繰り返す。普段の十分の一程度しか空気が入ってこない所為か、軽く意識が遠くなりながらも息をする。其の内落ち着いて普通に息が出来るようになったのだが、実際かなり危なかったように想う。ていうか、パニック起こしてたら倒れてるよね、って云う。途中で何度かイギリス人二人が心配して見に来てくれたのだが、何ともまぁ、申し訳無い気分になりながら、席に戻った。

とは云えその後も調子が好い訳ではなく、声が戻るまではかなり時間を要した。一旦外へ出て清浄な空気を吸い、少し落ち着かせる。未だに大声を出したり、大笑いすると息がし辛い状態になることがある。が、先日ベルギーでフットサルをした時は特に問題が無かったので、若しかすると声帯に傷でも入ったのかも知れない。未だに冷たい空気を吸い込んだり、クーラーに当たると呼吸しにくい。ベルギーに入ってから泊めて貰っていた女の子の家があるのだが、そこのお父さんが医者で、二度程見て貰ったのだが、気道に問題は無いらしい。序でにアレルギー反応を見てもらった結果、非常に弱い反応ではあるものの、五種類程度の植物にアレルギーがあるらしい。タンポポとか。タンポポって!と想いながらも、アレルギーが原因なのか、其れとも声帯なのか、喘息なのか、さっぱり判らない。まぁ、今の所死にそうには無いから大丈夫だろう、と、放置状態です。それ危険だよ!って云う人が居たら教えてください。

海外に居て困るのはこう云う時だよなぁ、と想う。仮に病院送りにでもなったとして、治療となれば金額が幾らかかるか判らない。いっその事死んでしまった方が後は楽そうである。今の所状態は改善の方向にあるので、経過を見て余りにも酷ければ、何とかしたいと想う。と、八月も末の僕は書いている。

呼吸困難に陥った後、暫くしてバーを出て、ホステルに戻る。戻ってすぐに寝た。

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