九月二十五日、グリニッジ、金曜の夜
何時もの様に朝食を逃し、十二時過ぎからグリニッジ(Greenwich)へと出掛けた。グリニッジへと向かう理由は、単純に世界遺産として登録されているからだ。
チューブを乗り継ぎ、街の外へと出る。途中からは地上に出たのだが、ビジネス街的な部分がちょっと凄い。何と云うか、周辺に建ち並ぶ近代的な高層ビルの合間を縫うようにして、橋の上を電車が走るのだ。そして其の駅の間隔がまた凄く、どの駅も歩いて二分くらいの位置に在ると云う、意味在るのこれ?状態だった。
歩いて二分なのだから、電車で三十秒程度である。進んだと想ったら止まり、また進んだと想ったら止まる。そんな感じで暫くすると、気付けばグリニッジに着いていた。つまり、大してロンドン市街から遠い訳でもない、と云う事だ。
グリニッジ自体は小さな町で、其れ程見る物が在る訳でもない。ただ、大きな宮殿と公園、其れにグリニッジ天文台(Royal Observatory Greenwich)がある。今回はそれらを見に来たと云う事だ。まぁ、実際には何が有るのか大して知らない状態で着たので、現地の地図を見て、そう判断したのだった。
両端の建造物の間に近代的なビルが建ち並ぶ。
王室関係の建物らしいのだが、良く知らない。
壁、天井一面に絵が描かれている。
どうも大学のキャンパスやら市役所的な部分も有るらしく、結構地元の人間も歩いている様だった。

教会。
歩いていると天文台らしき物の見える部分に着いていた。
其の前に、どうも美術展が開かれているらしいので、立ち寄る。宮殿の建物内に這入る。
内部は撮影禁止、らしかったのだが、其れに気付く前に撮った一枚。この階段を撮りたがらないカメラ好きは居ないんじゃないか、と云うくらい絵になりやすい階段。綺麗。
美術展は英国王室のコレクション的な感じだった。色々と作品は在ったが、基本的には古い時代の作品が主だった物だったので、気になる絵画は特に無かった。
グリニッジ、と云う事で標準時である。内部はグリニッジに於ける歴史として、標準時の設定や緯度の設定に関する展示が有ったり、航海で使う技術に関する展示等。
それとは別に、天文台と云う点で、天文学に関する展示も見る事が出来た。どうもロンドン(イギリス?流石にそれは無いか)では唯一プラネタリウムのある場所らしい。見ようかとも想ったが、時間が合わずに見る事は出来なかった。
星と宇宙の観測に関する歴史から、現代に於ける観測技術等。こう云う時でもやはり、イギリスは博物館の作り方が上手な様に見える。子供が愉しめるのは勿論、大人も見応えのある内容と云う感じだ。
宇宙云々に関しては大好物なので、じっくりと眺める。
全ての展示を見終えて、外へ。這入るときも出る時も、緯度ゼロ度を表すシンボル(上の写真、銀色のオブジェ)の前には列が出来ており、そこで写真を撮る観光客で溢れていた。
グリニッジ天文台、丘の上から街と宮殿を望む。よく晴れた美しい一日だった。
その後は公園を少し歩こうかとも想ったのだが、疲れていたのと少し寒くなってきていたので、ホステルに戻る。
チューブに乗り込みホステルへ。
ホステルに戻り、夕飯を食べ、暫くしてからまたも酒を呑み出す。始めは屋上のテラスで呑み、途中からバーで踊る。金曜の夜はバーと云うよりもクラブの様になるのだ。
二時頃までバーで過ごすも、余りの暑さに嫌気が差して出てしまった。
チルアウトルームで少しだけ涼み、部屋に戻って寝る事に。暑すぎて、踊れたもんじゃない。