十一月十日、Aberdeen Art Gallery、Maritime Museum、Peakock Museum、エディンバラへ
朝、九時半頃に起きる。酷く眠い。
準備を済ませ、チェックアウトし、荷物だけ残して街へ向かい、Aberdeen Art Galleryへ。
Bessie MacNicol / Autumn, 1898
Jean Baptiste Armand Guillaumin / Les Pommiers a Damiette, 1893
Sir William Gillies / West Coast Sunset, 1936
Giovanni Segantini / An Idyll, 1882
Anne Redpath / White Cyclamen, 1962
特別展は行われていなかったが、常設展のみでも楽しめた。
その後はMaritime Museum、海洋博物館へ入ってみる。特に興味が有るわけでもないが、割と楽しめた。
油田開発に関する展示が行われていたのだが、結構興味深い。海の上の巨大な建築物がどうやって作られて行くのか等。
博物館の窓からは港が見える。
博物館を出て、また少し街をふらふらと歩いた後、Peakock Museumを目指した。
モダンアートの美術館だと想って行ったのだが、実際は其れ程大きくないギャラリーだった。モダンな油彩画や水彩画、ポスターの類が売られていた。一応特別展も有ったのだが、展示内容は其れ程面白い訳ではなかった。
十五時頃にホステルに一旦戻り、少し日記を書いて過ごす。暖炉の火が暖かく、寝そうになっていた。
十七時頃にホステルを出て、駅まで。駅で一時間ほど電車を待つ間、久しぶりに夏目漱石の「私の個人主義」を読んでいた。確か初めて読んだときは高校一年か中学三年だった様に想うのだが、その時は「面白い話をする人だなぁ」と云う印象だったように想う。だが改めて読んでみて「自分の目指す生き方そのものじゃないか…!」と驚いた。
端的に言えば「自分のやりたい事をやれ。だが、自分が勝手にするのだから、他者の勝手も尊敬しろ」と云った類の事なのだが、この考えは此処数年で身についたモノだと考えていた。つまり、自分で探り出した生き方だと考えていたのだ。だが、実際にはこの本を読み、忘れていたとは云え影響を受けていたのだろうと想う。
そう考えてみると、若い頃に読む本は本当に重要だな、と想った。僕は昔から純文学が好きで読んでいるのだが、その影響は多々有るだろう。自分がこの「旅程」で、妙な文体を好むのはその所為だ。僕はただ先人たちの書いた物を、真似しようとしているに過ぎない。無論、其れに遥か及ばないのは承知の上ではあるのだが。
十九時十分発、エディンバラ行きの電車へと乗り込む。電車内では本を読んだり、音楽を聴いたりで時間を過ごす。隣りに座った女の子が可愛くて、一人ドキドキしていた。
二十一時半頃着。駅から直ぐ近くのホステルに向かいチェックインを済ませ、ラウンジでネット。夜は二十四時頃に眠る。